こんにちは、kan@e.です。よろしくお願いします。
前回は家相と風水の似ているところ、違うところについて紹介していきましたが、今回は、家相についてお話ししたいと思います。
家相(広義)とは
家相(広義)とは、地相と家相(狭義)を合わせていいます。
- 地相:以前ご紹介した四神思想を理想の地とし土地の形状や高低差、周囲の自然や建物により鑑定していきます。
- 家相(狭義):家の中心からみた部屋の位置や張りや欠けのある方位により鑑定していきます。
地相
●四神思想:東西南北それぞれの方位に神様(東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武)が存在しているという思想をもとに鑑定していきます。
なお、地相についてはこちらの記事をご覧ください。
家相(狭義)
●家相を見る前の準備をします。
・家の中心を探します。
- 正確な平面図を輪郭に沿って切り取ります。(戸建なら一階の平面図、マンションなら住居スペースの平面図)
- 裏に厚紙を貼る
- ボールペンなど先の尖ったものの上に厚紙を貼った平面図を乗せ、バランスが取れて平面図が水平に落ちない時のペン先の位置が部屋の中心です。
・真北を求めます。
・コンパスが示す方角は磁北のため、真北に修正します。大体磁北の6〜9度東へずらすようになりますが、正確な値は国土地理院で確認できます。
・真北と部屋の中心を通る線(子午線)を引きます。 → 北(子の方位)南(午の方位)なので子午線
・子午線を基準線にして方位線を引いていきます。(東西南北は30度、それ以外は60度)
方位線を引いていくのには、こんな便利グッズもあります。
これで、準備完了です。
●家相の基礎的な鑑定方法
・北東ー南西:鬼門線(運線)
- 北東の中心と南西の中心を結ぶ線です。
- 鬼門線は気門線でもあり、新しい気が生まれる所なので大変重要と考えます。
- 運線上には、火や水に関するものは避けましょう。
- 常に綺麗、清潔を心がけましょう。
- 運線上にお風呂がある場合は使用しない時は、水を溜めておかない方が良いです。
- 家の運線もですが、土地の運線でも同様と考えましょう。
・張りと欠け
平面図で凹凸がある場合にみていきます。端と中央にある凹凸で定義が変わります。
- 端
- 凹凸がある辺の長さの1/3以内の長さものは凸として張りとみます。逆に1/3よりも長いものは凸以外を凹として欠けとみます。
- 中央(端から始まっていないもの全般)
- 凹凸がある辺の長さの1/5以内の長さものは凸として張りとみます。逆に1/5よりも長いものは凸以外を凹として欠けとみます。
張りと欠けが方位線のどの方位に位置しているかでその方位の象意の良い面(張り)悪い面(欠け)が出てきます
家相の基本的な鑑定の仕方についてご紹介していきました。確認する項目は四神思想を基準とした周辺環境、そして家に関して、鬼門線(運線)上に乗っているもの、張りと欠けの家の中心からの方位とそれによる影響などでした。「欠け」があるところには「張り」が必ずあり、逆に「張り」のあるところには、「欠け」が必ず存在すると気学の先生が言ってました。確かにそうなのです。奥が深く難しい考え方だと感じました。陰陽の太極図みたいなイメージなのかなと思った覚えがあります。
今回は以上です。ありがとうございました。
コメント