こんにちは、kan@e.です。よろしくお願いします。
前回は、四柱推命の四柱が干支(えと、かんし)と呼ばれる十干(天に配した十干:天干)と十二支(地に配した十二支:地支)の組み合わせによってそれぞれ表されている事をお話ししていきました。そしてこれを命式と言いますが、今回は、命式(天干、地支、四柱:年柱、月柱、日柱、時柱)が意味するものについてお話ししたいと思います。
天干(天に配した十干):本体、本質、主流
四柱の甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の事です。
- 外に表れた才能
- 表面に出る事柄
- 外に出る成果 など
天干の中で一番重要な意味を持つ十干は日干で自分自身を表します。
地支(地に配した十二支):上の天干を支えるもの
四柱の子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の事です。
- 隠し持っている才能
- 潜在能力・潜在意識
- 内に存在するエネルギー など
地支の中で一番重要な意味を持つ十二支は月支です。
また、特に
- 年支:親
- 月支:自分自身(元命)
- 日支:配偶者、パートナー を表します。
年柱
初年運(0〜30歳 注:0〜20歳とする流派もあります)
物事の初めの段階
- 両親や先祖との関係性
- 両親や先祖から受け継いだもの
- 目上の人との関係性
- 社交運
月柱
中年運(30〜60歳 注:20〜40歳とする流派もあります)
物事の中盤
- オフィシャルな場での自分
- 仕事運、家庭運
- 向いている仕事の傾向(仕事のスタイルなど)
- 兄弟、友人との関係性
日柱:命式の中の主役
晩年運(60〜90歳 注:40〜60歳とする流派もあります)
物事の終盤
- 素の自分
- プライベートの性格、本質
- 恋愛傾向(異性のタイプなど)
時柱
90歳以降(注:60歳以降とする流派もあります)
物事の結果
- 人生の行き着く先
- 子供、子孫、目下の人、部下などとの関係性
命式はざっとこのような意味を持っています。年中から時柱の方向へ、それぞれの柱が生まれてからの年代別の担当を受け持っているという事がわかります。
また私が最初に教わった流派では、人は神様から120年分の命を授かっているという考え方のもと、それぞれの柱を30年で区切っているのですが、20年で区切る流派はかなり多いようで、どちらを採用するかで年を取るほどに誤差が大きく出てくるのではと思ってしまいます。結構大きな違いだと思うのです。私も最初は、大運(これについてはまた、後ほどブログに記載しようとは思います)の十二支が120年で1サイクルすることなどを考えると、30年区切りかなと思っていたのですが、自分や身近な人の命式に当てはめて考えるとどちらかと言えば、20年で区切る方がしっくりくるのかなと思い始めています。
今回は命式の意味するものについてお話ししていきました。
命式の意味するものはそれぞれ日干を中心として読み解いていくということになります。そしてこの後通変星や十二運などが出てきますが、その前にまずは自分自身である日干について次回からご紹介していきたいと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。
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