こんにちは、kan@e.です。よろしくお願いします。
今回は、十二運についてお話ししていこうと思います。これは、昔流行った動物占いの元となったものです(年代によっては知らない方もいらっしゃるかもしれません…💦)。この十二運ですが、通変星と同じくらい鑑定に使用する流派もあれば、全くといってもいいくらい使用しない流派もあります(この辺りもとても悩ましいところです)。
十二運とは
干と支との関係から、運勢のエネルギーの強弱の変化をとらえたもので、人間の一生に喩えて名付けられています。十二運という事で十二種類あります。
長生、沐浴、冠帯、建禄、帝旺、衰、病、死、墓、絶、胎、養の十二種類です。
通変星はご自分の日干とそれ以外の十干(天干、蔵干)との関係でしたが、十二運はご自分の日干とそれ以外の十二支(地支)との関係で求めます。
十二運の求め方のルール
- 土は火と同じ十二運を廻ります。
- 火土同根(かどどうこん)といって、季節と季節を繋ぐ土用を司る土は春夏秋冬の四季に当てはまらない為、土を生む火(火生土)と同じ十二運となります。
- 日干の陰陽で十二運の廻り方が変わります。
- 日干が陽干の場合:順行(子→丑→寅→卯→辰→巳→午→未→申→酉→戌→亥)
- 日干が陰干の場合:逆行(子←丑←寅←卯←辰←巳←午←未←申←酉←戌←亥)
- 日干と同じ季節の十二支が帝旺か建禄
- 日干が陽干:四旺支が帝旺、もう一つの同じ季節の十二支が建禄
- 日干が陰干:四旺支が建禄、もう一つの同じ季節の十二支が帝旺
※四旺支とは子卯午酉の事を示します。蔵干のお話をした際にも、午以外は100%その季節の蔵干しか持っていない十二支の事です。(午は火土同根で土の蔵干も持っています。)
因みに蔵干についての詳しい内容はこちらの記事をお読みください。
後は、長生→沐浴→冠帯→建禄→帝旺→衰→病→死→墓→絶→胎→養の順番(日干が陰干は自ずと逆行になります)に十二支に当てはめていくと下の表のようになります。
十二運は人の一生の縮写
十二運は人の一生に喩えて運勢のエネルギーの強弱の変化をわかりやすくとらえたものです。カッコ内の数字はエネルギーの強弱の一例として一緒にご紹介しています。
胎(3):お腹に宿る
養(6):お腹の中で養われ育つ(生まれたばかりとみる流派も)
長生(9):これから生まれる、外気に触れる(幼児とみる流派も)
沐浴(7):生き始め、産湯に入る(思春期から青年期とみる流派も)
冠帯(10):成人
建禄(11):働き盛りの壮年期
帝旺(12):人生(地位、権力)の頂点である中年期
衰(8):体力や運勢の強さに陰りが見え始める初老期
病(4):気力や体力が停滞する
死(2):あらゆる活動の停止→停滞、安息
墓(5):土に還る→人生の安息、休息時期
絶(1):新しい生命へ向けて次のサイクル待ち
十二運の出し方や一生のうちのどこに喩えられているのかまでをお話ししていきました。十二運は通変星と違って言葉があまり良くないですよね。気になる言葉が最後の方に続きますが、人の一生に喩えられているため仕方ないのかもしれません。あくまでエネルギーの強弱を表す言葉として使われていますので気にする必要はないのです。次回からそれぞれの十二運についてお話ししていきたいと思います。
今回は以上です、ありがとうございました。
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