芯のある天干となるためには通根!

四柱推命

こんにちは、kan@e.です。よろしくお願いします。

今回は、通根についてお話ししていきたいと思います。相変わらず難しいのですが、とても大事な考え方です。当然、全く通根を気にしない流派から通根を鑑定の要と考える流派までさまざまです、また通根の仕方も流派でさまざまです。ただ、大まかな考え方は同じ(本当に大まかなところだけです💦)ですので、そこだけ触れていきたいと思います。

通根とは

干支のうち天に配した十干を地に配した十二支が下から支えて天干しっかりさせることです。通根している天干は地面にしっかり根を張っている状態ですので力を持ち勢いがあり意志強く表面に現れてきやすかったり、長続きやすくなったりします(というようなイメージです)。逆に通根していない天干は根無しですので勢い無く表面に出てくる力が無かったり、意志弱くなったり踏ん張りが無く長続きしなかったりします。そういった面で、命式の四柱や巡ってくる大運、歳運など自分に関係している干支が様々ありますが、まずは、自分を表す日柱が通根しているのか、また自分をとりまく環境(残りの三柱のことです)の干支の天干が通根しているのかを確認することがとても大事になってきます。

天干が地支に通根するためには

まずは四柱において、どの地支でも良いのですが天干と同一五行を持つ十二支があれば天干はその地支に通根出来ます。ここで同一五行の考え方ですが、十二支もそれぞれ季節に沿った五行を持っていますが、それ以外に十二支によっては1つか2つ五行を持つことがあります。以前、十二支の合として三合方合というお話しをしました。三合、方合それぞれ旺支を一つ含んでいますが、その旺支の持つ五行をそれ以外の十二支は持つ可能性があります。なぜ可能性なのかと言いますと、方合の旺支の持つ五行は大体持っている五行に含まれるのですが、三合の方は、流派によって違いが出てきます。三合も持っている五行と考える流派もありますが、三合もしくは半会した場合にその五行を持つという流派もあるからです。そしてこれが基本的な考え方で流派でまた色々通根の考え方は変わってきます。

三合
方合

三合、方合について詳しいことはこちらの記事をご覧ください。

通根は常に変化

通根を採用している流派であれば、流派で考え方に違いはありますが、通根は常に変化するものと考えます。つまり四柱の通根を見ていき、もし通根が無い天干があったとしても通根する可能性はあるのです。それは巡ってくる大運歳運などがあるからです。逆に四柱では通根していても巡ってくる大運や歳運などにより、方合や三合などの関係で天干が通根しなくなるということもあります。ですから今の自分の通根をきちんと知るためには、大運や歳運の干支も見る必要がありますそうやって通根する天干が変わることで、自分の運勢の勢力図は変わっていくことになります。ただ、大運や歳運は一時的なものですので、まずは基本としてご自身の四柱の通根を把握しておいた方が良いと思います。

今回は、通根について基本的な(本当に本当に基本的なところだけです)お話しをしていきました。私個人としては、この通根という考え方は大変重要と思いますし、この後、出てくると思いますが身旺、身弱の考え方もしかりと考えます。いつもお話ししていますが、流派により違いがあり過ぎて本当に悩ましいのですが、この通根という考え方は重視しながら四柱推命を学んでいきたいと思っております。

今回は以上です。ありがとうございました。

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