引かれ合う?縛り合う?手をつなぎ合う?:合の関係(地支の合)

四柱推命

こんにちは、kan@e.です。よろしくお願いします。

本日は前回に引き続き合についてお話ししようと思います。合には天干の合と地支の合があります。この解釈の仕方は流派によって変わってきますが、合はどの流派でも鑑定に採用されます。

合とは

特定のが引かれ合う状態の事を言います。解釈によっては結びつく事によって拘束し合う状態とも取れます。または陰と陽で強く惹かれ合うため、本来の役割が疎かになってしまい、星の意味が弱くなってしまうという事もあります。良い作用として働く場合、悪い作用として働く場合、個々の命式によってその作用は変わっていくものとみるのが良いです。

天干の合として干合地支の合として支合三合方合があります。

今回は合のうちの地支の合についてお話ししていきます。

支合:地支の合

強い結びつきの組み合わせです。愛情面に強く出て、親愛の結びつきと同時に束縛や拘束という意味も出てきます。ご自身の命式の場合、隣り合っている干支にのみ支合は成立するという流派と、作用は弱くなりますが離れていても成立するという流派がありますが、隣り合いのみ採用する流派の方が多い印象です。

  • 子ー丑
  • 亥ー寅
  • 卯ー戌
  • 辰ー酉
  • 巳ー申
  • 午ー未

支合の位置で愛情や束縛が出てくる関係性が変化します。

  • 年支ー月支:親との結びつき、縁が深くなります。家、財産、家業を継ぐなど
  • 月支ー日支:夫婦の結びつき、絆が強くなります。ただし円満を意味するものではありません。
  • 日支ー時支:子供との結びつきが強くなります。子離れを考えるとほどほどにを心掛けましょう。

支合にも「化す」が存在します。支合の場合は、ある条件が揃えば、その十二支が持つ五行が他の五行に変化します。変化する五行も、条件も流派で違いますが、割と採用されている一例をあげます。

支合が複数ある場合を妬合といいますが、妬合があると上記条件を満たしていても化しません

三合:地支の合

三合ですが、九星気学でも何度か登場しています。ですので、私にとってはとても馴染み深いです。三合は正式には三合会局と言い、東西南北に位置している十二支(子卯午酉:旺支)から正三角形を作るように十二支を結んだ組み合わせです。

  • 水局三合:子、辰、申
  • 金局三合:酉、丑、巳
  • 火局三合:午、戌、寅
  • 木局三合:卯、未、亥

三合は友達同士の同盟、団結といった感じの結びつきです。全く違う五行の結びつきですので、臨機応変、幅広い対応ができますが、結びつきは冲(これは後ほど)などによって破れます。旺支の五行にそれ以外の十二支の五行が引っ張られ、旺支の五行に変わります。三合のうち旺支を含んだ二支の組み合わせでも、半会といい、三合ほど強くはないですが旺支に引っ張られ半会の十二支は五行が変化します

因みに、九星気学では、とても良い方向として紹介しています、気になる方はこちらの記事を参照下さい。

方合:地支の合

方合は春夏秋冬の純粋な季節の結びつきですのでとても強い結びつきです。よって冲などによって破ける事はありません。ただし三支全て揃った時しか成立しません。そして三支全てが旺支(子卯午酉)の五行に変化します。

  • 北方水局:亥、子、丑
  • 東方木局:寅、卯、辰
  • 南方火局:巳、午、未
  • 西方金局:申、酉、戌

いかがですか。今回は、合の中でも地支の合についてお話ししていきました。地支は方角や季節(月)に定位置を持っており、それらが五行とリンクしていますので、この合により、五行の勢いがたびたび変化し、ご自身の命式の勢い(身旺、身弱など:これも後ほど)を変えていきます。ですので、地支の合の影響はとても大きいです。上手に使いこなせるようになりたいです。

今回は以上です。ありがとうございました。

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