こんにちは、kan@e.です。よろしくお願いします。
前回は、四柱推命で大事な考え方として
- 五行の相生、相剋、比和の関係
- 五行の旺衰の関係
についてお話ししていきました。
本日は、蔵干についてお話ししていきたいと思います。この蔵干ですがとても悩ましいのです。それも含めてお話ししていきたいと思います。
蔵干とは
蔵干とは、それぞれの十二支が一つ二つもしくは三つ隠し持っている十干のことです。仮に複数蔵干を持っている十二支でも蔵干比率が決まっている為、ご自身の年支、月支、日支、時支それぞれ一つの十二支に一つの十干が割り当てられます。ただ、十二支はその持っている複数の蔵干全てを内に持っている為、その複数の十干が該当する五行の要素を持っている事になります。
十二支が蔵干を持っているということは
前回、四柱推命で大事な二つの考え方をお話ししましたが、五行の旺衰は十二支と日干の関係で見ることができます。さらに十二支が蔵干として十干を持つことにより、日干とご自身の蔵干とで相生、相剋、比和の関係も見ることができるのです。
悩ましいこととは?
この蔵干が、流派によってバラバラなのです。どういうことかと言いますと蔵干の個数が違っていたり、蔵干比率が違っていたりします。
流派の違いによる蔵干の違いの例です。
それぞれの十二支が持つ蔵干の個数が違いますよね。また表に書いてある数字が蔵干比率なのですが、これもまた流派で違いますよね。そして蔵干比率により、その人の年支、月支、日支、時支それぞれの蔵干を決定していくのですが、この決定方法も流派によって違っていたりします。
例えば、蔵干比率を用いて、一年間を年支、一ヶ月を月支、一日を日支、二時間を時支の持つ蔵干比率で分割し、ご自身の生まれた年、月、日、時間に相当するところの蔵干を採用する方法や、ご自身が生まれた月の節入り日と時間からご自身の誕生日と時間までの差を用いて導き出される蔵干数字を求めて四柱全ての蔵干を蔵干比率と蔵干数字のみで求める方法や、月柱のみ蔵干比率を用いて蔵干を求め、それ以外の年柱、日柱、時柱の蔵干は主気を採用する方法など様々です。
とりあえず今のところどれを採用すれば良いかわかりません。ご自身の生まれた年月日時間から四柱さらには蔵干や通変星(次回からお話する予定です)まで教えてくれる「四柱推命運命式作成(精密版)」や、「マニアック四柱推命」などのサイトがありますが、蔵干の結果が選択肢によって変わってくるのはその為です。とても悩ましい事です。
大体、この辺りから、四柱推命の沼にはまってしまうらしいのですが、まさにはまりにはまりまくってしまったわけです。
色々考えて今のところ出した結論としましては、蔵干の個数や蔵干比率、そして蔵干の割り当て方法が流派によって違うという事は、逆に割り当て方法が違うので、蔵干比率や個数が違って当然なのかもという考え方です。なので、どれが正しいということではないのかもと思い始めています。という事で、蔵干の個数から蔵干の割り当て方法まで同じ流派で丸ごと採用しようと思います。少しですけどスッキリしました。
そして今後も出てくる「流派の違い」問題ですが、結局蔵干のみならず全てを含めて一つの流派で統一し、違う流派から少しずつ採用するのは余り良くないこと、逆に精度を下げてしまう行為となるのかもしれません。…これに関しては結論はまだもう少し後にしたいと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。
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